プロとして見習いたい「不測時の中断」のお手本!!
皆さんこんにちは。管太郎です。本年度の主計管工安全衛生協議会による研修旅行が先日行なわれ、私も参加してまいりました。今年は石川県の和倉温泉にて参加者同士の親睦を深め、その宿泊施設の会議室をお借りして安全衛生パトロールの結果報告や回転工具の取り扱いについて、また猶予期間が迫った足場組立ての特別教育受講の説明などの研修を行ないました。今回の研修旅行は大阪から金沢までを鉄道で、そこからは観光バスでの旅程だったのですが、2日目の輪島観光から金沢駅に戻る際、我々の乗る観光バスに思いがけないエンジントラブルが発生し、停車を余儀なくされることになりました。ただその際のドライバーさんの判断が素晴らしく、まさに適切な「不測時の中断」が行なわれた為、幸いにも大きなトラブルに見舞われること無く全員が無事に帰阪することが出来ました。臨時の停車場所にはトラブルが長引くことも想定し、トイレのある場所が選定され、また添乗員さんによる適切なアナウンスが適時なされた事により、私を含む乗客が不用意に不安になることもありませんでした。また、それに並行して行なわれた電話による会社との連携も見事で、鉄道を含むあらゆる代案が模索されていました。このような状況に心打たれたのか、エンジントラブルの原因特定に協力する参加者も多く見受けられました。(右上写真)特に異常の発生から収束に至るまでの間、張り詰めた気持ちを表に出すことも無く、最後まで気丈に業務を遂行されていたお2人には本当に頭の下がる思いでした。会を代表してお礼申し上げます。研修旅行にふさわしい貴重な体験をありがとうございました!
※不測時の中断=少しでも異常を感じたら作業を中断し、上位者の指示を仰ぎ適切な対応をとる事。保安行動四か条のうちの一つ。
